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中国のインバウンド観光市場が安定成長期へ

リピート率が上昇中の中国インバウンド観光市場

地方創生に向け、地方へのインバンド誘致や訪日外国人の増加を促す施策に取り組む日本だが、中国でもインバンド観光への取り組みがなされ、その市場は安定成長期に入ったとのことだ。

11月27日、中国・人民日報は下記のように報じた。

「中国旅游(観光)研究院が11月27日に発表した『中国インバウンド観光発展報告2019』によると、中国のインバウンド観光は安定した成長期に入っており、同市場の規模も安定して拡大、市場の構造も継続的に最適化され、サービスのクオリティがインバウンド客の間で好評を博すようになっている」

昨年の中国のインバウンド観光客は、前年比1.2%増の1億4,000万人。
1泊以上する観光客も前年比3.6%増の6,290万人。
2015年以降、中国のインバウンド観光市場は安定して成長している。

中国に来るインバウンド観光客の約60%がアジア圏の国が占め、ミャンマー、ベトナム、韓国、日本が高いシェアを持つ。以下、アメリカ、ロシアと続くが、欧州が20%、北米が10%と地域別に見ると2.3位のシェアを持っている。

中国への旅行は、コストパフォーマンスの高さがリピーター獲得につながっているようで、中国旅游研究院とGoogleの調査によると、外国人観光客の42%が「また1年以内に中国に旅行に行きたい」と答えたということだ。

訪日観光客とそのリピーター獲得の新たなヒントが、中国のインバウンド観光市場にあるかもしれない。

参考: http://j.people.com.cn/n3/2019/1130/c94476-9636899.html