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婦女の記念日?中国の3月

出典:http://www.celebtimes.net/archives/1639618.html

「国際女性デー」と「婦女節」

3月、中国では「婦女節」に関するニュースが話題になる。
日本人にとって、あまりなじみのないこの記念日。
近年、中国ではその名称の派生で盛り上がっている。

1975年、国連が定めた「国際女性デー」は、毎年3月8日に女性の解放と平和な社会の建設を促す国際的な記念日の1つだ。
日本での認知度自体は高くないが、世界的にはこの日を女性の記念日として法定休日にしたり祝いの日としている国も少なくない。

中国もこの日は「婦女節」として1949年12月に制定されていて、国連の制定より30年近く前から存在している。
中国の「婦女節」は当日は、女性従業員に半日の休みやプレゼントなどが支給される。

そして、話題の派生した婦女節は「女生節(女子学生の日)」とされ、婦女節前日の3月7日が女性節とされている。
その誕生は、1980年代末頃。
盛り上がりを見せ始めたのは2014年頃で、ネットのキャンペーンやセールを通じて確立された比較的新しい記念日だ。

当然ながら国が定めた記念日ではなく、対象も「婦女=成人女性」ではなく「女生=女子学生」である。
もともとは大学生を中心とした記念日だったが、近年、あえて3月7日を記念日として過ごす若い女性たちも次第に増えてきているのだとか。

この女性節をあえて選ぶ理由、それは「老い」にあるのではないかと考えられる。

「婦女」の示す中国語の意味は、日本での「婦人=相応の年齢に達している一人前の女性」に値する。
常に若くありたいと願う女性たちにとって「婦女」というのは、あまりイメージが良くないのだ。

その思いからか、現在ネットでは「女神節」や「女王節」といった名称まで誕生している。
「女神」や「女王」まで来ると、筆者は少し身構えてしまうが、これが女性向けのビジネスとしては功を奏しているので時代の流れを捉えているのだろう。

かねてより「不老不死」という言葉があるように、若さとは永遠の欲求なのかもしれない。

参考: http://j.people.com.cn/n3/2019/0306/c94473-9553125.html