圧倒的なウィッグ購入数を誇る1990年以降に生まれた世代
先日、「ダブル11(独身の日)」が終了し、各プラットフォームも過去最高となった今年の取引額について報じた。
中国日報は、ECプラットフォーム・天猫(Tmall)の「ダブル11」の取引額が前年同期比25%増の2684億元(1元は約15.5円)となり、物流発注件数はわずか16時間33分で10億件を突破し、昨年よりも6時間45分早かったことを報じた。
また、ECプラットフォーム・京東(JD.com)は、11月1日午前0時に開幕した特別セールの取引額が12日午前0時の時点で、2044億元に達したとのことだ。
この中で、一際目を引いた商品が「ウィッグ」だ。
天猫のデータによると、今年の「ダブル11」では、1990年以降に生まれた人たちのウィッグ購入の取引件数は断トツだった。
都市別で見ると、上海がウィッグの取引件数トップで、北京、広州などの一級都市が後に続いたようだ。(11月11日午前8時時点)
微博(Weibo)では「ウィッグの取引件数」がトレンド入りし、大きな話題となっている。
ウィッグの購入理由に関しては、ネット上で「コスプレ用に購入しているのでは?」と憶測が飛び交っている。
ペットフードも人気
90年以降に生まれた人たちは、ウィッグ以外にペット用品の分野の購入数も断トツだった。
天猫のキャットフードとドッグフードの販売量は、キャットフード1万4000t、ドッグフード1万8000t(11日午後8時時点)となった。
猫砂も3000t売れ、その購入者のうちの4割が「90年以降に生まれた人たち」だった。
省別購入額1位は広東省
天猫の「ダブル11」当日の省別購入額ランキング1位は、広東省で、2位から10位は、江蘇、浙江、上海 、山東、北京、四川、河南、湖北、福建と続いた。
科創板日報の報道によると、蘇寧のデータでは、オシャレに気を使っている広州でフェイシャルマスクの購入が最も多く、健康的で料理好きな南京ではクコの実が大量購入されたようだ。
また、豚肉の高騰で、上海、天津、南京、北京、瀋陽などの都市では、牛肉の爆買いが起こり、おやつが大好きな北京、南京、上海などの都市では、チョコレート、ビスケット、砂糖漬けフルーツが大量購入されたようだ。
大量購入されている品目を地域別に見ることで、その地域の特色や、住んでいる人の特性が見えてくるのも「ダブル11」の面白いところだ。
参考: http://j.people.com.cn/n3/2019/1114/c94475-9632180.html