【新型コロナウイルス】中国ではマンションやビルに入るのも一苦労⁈

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建物の出入口では必ず検温

世界各地で感染予防に向けた対策が取られる新型肺炎・コロナウイルス。
しかし、感染は収まるどころかむしろ拡大しているように感じる。日本でも感染者は増えていき、連日のように亡くなられた方の報道を見る。

その頃、中国現地ではコロナウイルス拡大防止に向け厳重な取締りが行われていた。

中国のマンションにはただでは入れない

コロナウイルスの感染拡大で外出規制・集会禁止・濃厚接触回避を義務付けられている中国。
それはマンションなどの建物にも及び、現在、中国の建物にただで入ることはできない。お金を支払う必要があるのかと言われるとそうではない。建物に入るには、「検温」と「通行証」が必要になってくるのだ。



マンション前の「検温」と「通行証」の発行

下の写真を見ていただきたい。これは、中国に住む筆者の友人宅前だが、何やら受付のようなものが設けてある。

中国のマンション前

これはマンションの管理人が設けている関所のようなもので、ここで「検温」を行い熱がないことを確認しなくては入ることができなくなっている。検温後、平熱である場合のみ「通行証」を渡され、その手順を経てようやくマンションの敷地へ入ることが許される。

「通行証」についての詳しい内容は下記リンクから↓
【新型コロナウイルス】出入口は1つ~感染防止のため関所を設ける中国~


外から来た人は進入禁止⁉

マンションの敷地へ入るのに「検温」と「通行証」が必要なことはわかったが、外から来た人、いわゆる他のマンションの友人や来客はどうなるのだろうか。

答えは「進入禁止」だ。

先程も説明したように、マンションを出入りするには、平熱で「通行証」を持っていることが絶対条件である。外部からの来客の場合、平熱という条件を満たしても「通行証」を持っていないため出入りができない。

それでは外部の人は他のマンションに入ることができないのでは?と考える人もいると思うが、まさしくその通り。マンションに入ることができるのは、そのマンションの住人と管理人のみである。これは、少しでも人と人の接触を避けるため各マンションで行われている。

ちなみに上記写真の注意書きにある「禁止入内 外来人员」とは「外部の人は立入禁止」を意味している。


出入口での検温の様子

では、マンションの出入口で行われている検温の様子を見ていこう。

検温の様子

写真のように全身を白のビニールで覆いマスクをした管理人が、人体に触れることなく赤外線で検温することが可能な機械を使い体温測定を行う。そして、所定の手続きの後、「通行証」をもらってから敷地内に入ることができるという流れだ。

検温を受ける住人も大変だが、それを行う管理人たちも体力的に心配になる。まだ冷え込みが続く中国での検温は、忍耐力も必要になる。



会社があるビルに入る時も検温

前項で、マンションの出入りの際に検温が必要になることを説明した。
だが、この検温はマンションに限らずほぼ全ての建物で行われているとのことだ。中国で会社を経営している友人に、その様子を撮影してもらった。


ビルの出入り口にも検温の係員

これは中国の友人の会社が入っているビルの1階の写真だ。
検温の係員が仁王立ちしているのがわかる。

ビル1階の出入口

マンションの管理人のように全身を白いビニールで覆ってはいないが、しっかりマスクを着用した係員の右手には検温器が握られているのが確認できる。


会社のビルの出入りに「通行証」はいらない

前述のマンションの出入りでは、検温の他、通行証が必須アイテムだったが会社が入っているビルでは必要ないようだ。ただ、来客の場合は検温で平熱だったことを証明する用紙の手続きが必要になるようだ。

マンションに限って、検温と通行証がセットであると覚えておくといいだろう。


検温してビル内へ

マンションと同様にビルでも赤外線の検温器で、接触を避けて検温が行われる。その様子が下の写真だ。

ビルへ入る前の検温

ここまでの写真で、中国の人はフードを被っている人が多いなと思ったかもしれないが、友人曰く「できるだけ接触を回避するため」とのことだ。すごい人になると、公共交通機関に乗る前にビニールを被り、2ℓのペットボトルを切り開いたもので顔全体を覆うのだという。

現在の中国は、どこへ行っても検温が必要になるのだ。



まとめ

厳重な検温体制が敷かれている中国。
感染の可能性がある人の早期発見につながることには間違いないが、まだまだ冷え込む日が続いている中国で検温の係員やそれに関係する人の体力が心配になるのも間違いない。国全体でコロナウイルスの感染拡大を食い止めようと一致団結しているというのは、痛いほど伝わってくるのだが…

日本でも止まることを知らないコロナウイルスは、さらに犠牲者を増やしている。

インドネシアでは「感染源は日本だ」とばい菌扱いされ、ニューヨークでは東洋人らしき人に対して「コロナを連れて来るな!」と罵声が飛び交ったりしていることに心が痛むが、外国での日本人の危機感のない行動もあるようで何とも言えない虚しさに頭を抱えてしまう。

コロナウイルスが落ち着くのも年明けになるのではないかという見解もあり、不安は募るばかりだが、現状、一人一人ができる最善の予防(手洗い・うがい・マスク着用・消毒等)を確実にやっていくしかないだろう。