圧倒的販売力を持つ中国・東北地方出身KOLたち

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各業界で活躍する東北出身

中国・文匯報によると、2016年の微博(Weibo)の「スーパー有名人祭り」の投票で選ばれたライブ配信パーソナリティベスト10のうち、東北地域出身者が6人を数えたとのことだ。

SNSアプリ「陌陌」(MOMO)が発表した「2017年配信パーソナリティ職業報告」によると、全国の男性パーソナリティの63.3%が東北3省の出身で、一日あたりの平均配信時間は8時間を超えるという。

動画SNS・快手の今年6月のライブコマース人気ランキングでも、上位6位に並ぶネット有名人の3分の1が東北出身だったようだ。

ショート動画プラットフォームの東北地方出身者だけでなく、以前から各方面で東北出身者たちは活躍しているようで、たとえば宋丹丹が出ていた作品「白雲黒土」、趙本山が出ていた作品「郷村愛情」などを見ると良いらしいが…申し訳ないが、筆者は彼らを存じ上げない。(笑)

他にも、老TFboysの雷佳音、鉄門檻教主や鞍山道明寺などと呼ばれる王彦霖、林狗と呼ばれる林更新、バラエティ番組の常連・魏大勲などの文芸創作者以外のスターもいるようだが、こちらも初耳の人たちだ…(もっと有名人のリサーチします!)

とにかく、東北地方出身にスターが多く、中国の各業界で活躍中だ。
では、なぜ東北出身は活躍できるのか、中国メディア独自の見解を見ていきたい。

ライブ配信もバラエティもこなす東北出身の3要素

それでは、下記より東北出身者の活躍の要因を見ていこう。

1.冬が長く、ひますぎるから。

え~っと、最初からなかなかきつい中国メディアさんの見解になりました。(汗)
確かに地理的な問題で家にいる時間が長く、娯楽や暇つぶしとしてというのもわかるが…ちょっと言いすぎじゃないかなぁ…

2.東北のなまりがどことなくユーモラス。

これは日本に限らず、中国も同じく「東北なまり」があるようだ。
なまった言葉がなぜか聞きたくなる、興味がわくのもわかる。中国の人は、映画などの作品の影響で東北弁を素早く聞き分けられるようになっているとか…

3.東北文化のもつ包摂性。

歴史的にみて東北は少数民族や移民が集まって住んでいた地域であり、モンゴル族以外にもさまざまな民族が暮らしている。移民も新しい文化に溶け込み、多様化した文化形態をゆっくりと形成していったそうだ。

上記3点の要素が、東北出身の活躍の秘訣のようだ。
途中、悪口を言っているのか心配になったが、これも中国の面白みということだろう!

一日に車を288台売るKOLも

15分のライブ配信で口紅1万5千本。19年の淘宝(タオバオ)の618では、3分間で売上高が600万元(1元:約15.5円)。

信じられない数字だが、実際にそれだけ売り上げている東北出身KOLが存在する。

中には、ライブコマースで毛皮を販売し、「復興」したエリアも存在する。

快手のKOL「二哥」さんは、5000万人を超えるフォロワーを持つKOLだが、今年5月に遼寧省瀋陽市で団体購入イベントを実施し、自動車288台を売り上げ、ベテランディーラー10数人の1ヶ月の売上に匹敵する業績を上げたという。

次元が違いすぎて、驚きが隠せないが、それほど中国のKOLの販売力は凄まじいもので、その中でも圧倒的な東北出身者が存在するということだ。
いや~、中国って本当にすごい。(笑)

参考: http://j.people.com.cn/n3/2019/1204/c94476-9637827-2.html