公共交通機関でもお構いなし 中国人が大声で話す理由とは?

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電車やバスでも爆音で会話する理由

いわゆる文化の違い

中国人は声が大きいからマナーが悪い

確かに、そういうイメージはあるが、ちょっと視点を変えて、文化が違うという外国人と接するにあたって一般的な部分から見ていきたい。



日本の気遣いと中国人の自己主張

日本の文化では、公の場というと他人への配慮が当たり前の文化として根付いている。
よって、公の場で騒いだりしている姿は印象が悪く、マナーが悪いと受け取ってしまう。

これは日本独自の、「他者を思いやる精神」として非常に素晴らしいものだ。
しかし、それを文化の違う中国人に押し付けて、一概にマナーが悪いというのも酷な話である。

中国人には自己主張の文化がある。人口が多いので、ぼそぼそと会話していては声も聞こえないし、なめられて相手にしてもらえないというのだ。
そのため、自然と大きな声で話す習慣が身につき、それが文化になっているのだ。

また、中国では「声が大きい=元気がいい」というイメージがあり、コミュニケーションにおいて、声が大きいことは有利に作用するのだという。
このような背景もあり、中国人は一般的に声が大きいのだ。

中国語の特性も

中国語の発音は特徴的で、同じ音に4つの高低のある発音が存在する。
この発言が1つ違うだけで、その意味は大きく異なってくる。

発音が相手に間違って伝わらないようにするために、大げさにしゃべっているというのも、声が大きくなってしまう原因だ。



相互理解を

訪日志向の高まりに伴い、近年、中国人の訪日客はさらに増えている。
それと同時に、文化の違いからトラブルが絶えない。

「郷に入っては郷に従え」という日本人の主張も一理ある。日本は、多文化を寛容に受け入れ、すべての人が気持ちよく過ごせるように取り組んでいるという背景もあるからだ。

ただ、中国人も礼儀はちゃんとしているのだ。「中国文化の当たり前の押し付け」があるのは確かに否めないが、彼らのほとんどは悪意があるわけではない。
悪意がなければ何をしてもいいのか?ということを言いたいのではなく、相互理解に努めようと促したいのだ。

もともとは、お互い気持ちよく過ごしたいはずなのだ。それなのに、文化の違いから生まれる勘違いで、悪意がなかった者同士が争うのはあまりにも悲しすぎる。

国としてインバウンド誘致を進めるにあたって、これは必要不可欠だ。

中国語で書いた日本文化のパンフレットの配布や、インフラへの張り紙などで、中国人の日本文化への理解を示してもらい、文化を共有しあえるような状況を作りたいものだ。