中国アニメ映画「哪吒」の大ヒットを支えるインフルエンサーと「三新経済」

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出典:http://j.people.com.cn/n3/2019/0816/c94476-9606599.html
中国の成功と成長の源「三新経済」と積極的な挑戦

中国古代の神話に登場するキャラクター「哪吒(ナタ)」が主人公の中国アニメ映画「哪吒之魔童降世(なたのまどうこうせい)」。
中国の文化をテーマにしたこの映画は、中国のアニメ映画歴代興行収入ランキング1位を記録した。

この大ヒットを支えているのは、チケット販売プラットフォームや関連グッズの販売、オンライン販売、スマホゲームなど大量の産業チェーンで、大ヒットまでの道のりは決して平らではなかったと、中国の人民日報が報じた。

中国の成長は今もなお止まることなく続いており、最近では中国産ショート動画アプリの「TikTok」がiOSランキング1位になったり、中国ECの「ダブル11」でまた過去最高を更新し、世界1位をぶっちぎったり…可能性が無限に広がっている。

「三新(新業態、新産業、新ビジネスモデル)経済」という中国独自のイノベーション革命があり、それが中国の成長の根源になっているようだ。

「三新経済」の始動するイノベーションの特徴は、ただ古いものを新しくするのではなく「ワントゥーザマルチ、立体化、業界の垣根を超えやすい、爆発的、画期的、カスタマイズ、非競争」などを掲げているところだという。

人気芸能人やネットの人気者がPRすることで、一つの商品が一瞬で売り切れるということも珍しくない中国。この「インフルエンサー効果」も「三新経済」のサポートのもと、一つの商品が短期間に爆発的に売れるケースが増えている。インフルエンサーによるプロモーションにも「三新経済」が深くかかわっているようだ。

アニメ映画「哪吒」も、このインフルエンサーと「三新経済」の影響があってこその大ヒットだったのだ。

ただ、「三新経済」にも一過性、バンドワゴン効果、コントロール不能になりやすいなど、抱えている問題も少なからず存在する。しかし、中国の捉え方は「デメリットよりメリットのほうが大きく、課題も成長のチャンス」と積極的で、おそらくその貪欲な成長志向が今の中国の市場拡大につながっているのだろう。

この「積極的な成長への姿勢」があってこその、中国国産アニメーション映画の空前の大ヒットだったり、「三新経済」が始動する中国式イノベーション革命があるわけだ。

よく日本でも「失敗を恐れるな。まず、挑戦してみろ」と言うが、中国くらい思い切りを持って挑戦できるようになれば、また新たな日本の成長に巡り合えるかもしれない。

参考: http://j.people.com.cn/n3/2019/0816/c94476-9606599.html