TikTokが中国を変えた?中国で起こった社会革命

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中国で起こった2つの革命

日本では遅れているキャッシュレス革命

皆さんは、中国で進むキャッシュレス化をご存じだろうか。

以前の記事でも紹介したが、今や中国では大型スーパーやコンビニ以外にも、商店街や老舗でもキャッシュレス化が進んでいる。

そのキャッシュレス化は弾き語りや物乞いまでもが導入しているという恐ろしいほどの広がりである。

上海などの大都市では、スマートフォン1つあれば何不自由なく生活できるというレベルにまで到達している。

中国は昔ながらの歴史ある古い街並みというイメージはすでになくなり、歴史ある街並みの中にすらキャッシュレス化が浸透しているキャッシュレス先進国に発展しているのだ。

世界的にキャッシュレス化が遅れていると言われる日本も、中国を見習い、スマートフォン決済を全国でできるようにするべきだろう。
インバウンド誘致に取り組むのなら、そういう訪日客のストレスを取り除く必要があるはずだ。



鎖国下で起こった動画革命

『TikTok 最強のSNSは中国から生まれる』の著者、 黄未来(こう・みく) さんは、日本育ちの中国人で、6歳の頃から日本で暮らしているという。
その黄さんが20年ぶりに中国に帰国して驚いたのが、この動画革命だという。

黄さんは日本にいる間、本国の人たちはグレートファイアウォールのせいでTwitterやYouTubeを使えないなんてかわいそうだなと思っていたらしいのだが、その鎖国下で中国独自のSNSサービスは成長し、世界を代表するSNS、TikTokが誕生していたのだというのだ。

街のどこに行っても、みんながスマートフォン片手に動画撮影をする風景に驚きを隠せなかった黄さん。
さらに驚いたのは、屋台の店番や調理している人が自分の調理風景をライブ配信していたことだったという。

やっている人たちは、なんとなくやり始めたらしいが、誰かの反応で気がまぎれたり、アプリ上で「投げ銭」をしてくれればラッキーという感覚で配信しているとのことだ。

黄さんの体感で、「中国で店番をする人は本当に99%の確率で、みんな暇つぶしにスマホで動画をみている。そして5~10人に1人程度はライブ配信をしている」という驚異的な使用率のようだ。

一般の人々も生活風景を配信し、ラッキーでお小遣い稼ぎができたりするという時代。
インフルエンサー経済について、しっかり考えるタイミングが迫ってきている。