「人と機械の協働」へ‐テンセントが5G稼働で目指す未来

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テンセント技術会議が5Gへフォーカス

中国・人民日報によると、先日、2019騰訊(テンセント)ConTech技術会議が北京市で開催された。

会議には、国内外のトップレベルの人工知能(AI)学者や5G専門家、ベンチャーキャピタル投資家らと1500人近い業界関係者らが参加し、5GとAI時代におけるチャンスと課題、新技術の融合について話し合われたとのことだ。

今回の会議で発表された「2019-2020コンテンツ産業動向報告」では、5GやAIなどの技術はデジタルコンテンツ産業の進化をけん引しているとの報告があったとのことだ。

テンセントの陳菊紅副総裁は、テンセントのデジタルコンテンツ産業における七大ゴールデン・ターニングポイントを紹介し、「5Gはコンテンツ産業の変革を解く『キー』であり、創作の革新、インタラクションの革新、体験の革新、メディアの革新という四つの革新の機会をコンテンツ産業にもたらしている。同時に、5GとIoT(モノのインターネット)はさらに多くの端末設備の『メディア化』や『ネットワーク化』、『可視化』を推進し、コンテンツサプライヤーを効果的に結び付け、さまざまな端末シーンに適した全く新しい情報コンテンツ形態と生産モデルを共に作っていくことが期待される」との見解を述べている。

さらに「過去数年間、AIなどの技術によるコンテンツ業界の改造はすでにほぼ完了しており、タグ、アルゴリズム、ポリシー、データをベースとした『人と機械の協働』のひな形となるモデルが出来上がっている。『人と機械の協働』は『握手の時代』を迎え、この『握手』が将来のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)と社交関係を再構築することになるとみられる」との考えを示したようだ。

テンセントニュースアプリの最高執行責任者の黄晨霞氏は、「5GとAIが絶えず『人と機械の協働』をさらに深化させている時代にあって、テンセントニュースは2020年に15億元(約231.5億円)の資金と毎月100億のデータ通信量を投入して、コンテンツ生産から消費体験に至るまでより多くの技術サポートとカスタマーサービスを提供し、コンテンツの創作者が優れたコンテンツを作り出すのをサポートしていく」と述べている。

テンセントが5GとAIの導入で作り上げる技術とその革新に期待が寄せられる。

参考: http://j.people.com.cn/n3/2019/1207/c95952-9638822.html