ナイトタイムエコノミーや5G元年がランクイン
先日、2019年度の「中国メディアニューワードトップ10」が発表された。
トップ10は下記をご覧いただきたい。
- ナイトタイムエコノミー(夜経済)
- 5G元年(5G元年)
- 極限まで圧力をかける(極限施圧)
- 暴力と混乱の収拾(止暴制乱)
- 市民の苦情に迅速に対応(接訴即弁)
- 称賛グループ(夸夸群)
- 基層のプレッシャー軽減イヤー(基層減負年)
- ビン・ドゥンドゥン/シュエ・ロンロン(冰墩墩/雪容融)
- ブタは太らせてから殺せ詐欺(殺猪盤)
- 郷字号/土字号(郷字号/土字号)
このランキングを見ると、今年の中国で何が起こったかが見えてくる。
「ナイトタイムエコノミー」「5G元年」「郷字号/土字号」は、中国の経済状況の変化やその発展を表しているのがわかる。
「郷字号/土字号」においては、中国政府が政策を制定し、農業ブランドの高度化に取り組んでいることを示している。
「極限まで圧力をかける」「暴力と混乱の収拾」は、中米関係や香港の暴動がメディアで多く取り上げられ、SNS上などで話題になったということからだろう。
「市民の苦情に迅速に対応」「基層のプレッシャー軽減イヤー」は、基層民生サービス促進に伴う一連の措置やその革新が関係しているだろう。
SNS上でグループチャットを作り相手をほめちぎるのが「夸夸群」で、その相手を信用させて騙し、高額なお金を巻き上げる様子がブタを太らせて食べる様子に酷似していることから「ブタは太らせてから殺せ詐欺」と言われるようになった。
ニューワードの背景を知るだけでも、この1年間で起こったことが簡単に知ることができる。
来年は、どんな言葉が生まれるだろうか。
参考: http://j.people.com.cn/n3/2019/1219/c206603-9641828.html