変わりゆく中国人の職業~70年の激変~

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出典:http://j.people.com.cn/n3/2019/0806/c94476-9603529-14.html
増え続ける新興職業

今年、中国では「eスポーツ選手」という正式な職業上の身分を獲得したことを新華社が報じた。

4月には、中国人力資源・社会保障部(人社部)など関連部門13種類が新職業に関する情報を発表し、「eスポーツ選手」や「ドローン操縦士」などが正式に職業として承認された。
このような新興職業が増加と同時に、一部の伝統的な職業は、「過去の遺物」として消えてなくなる運命にある。

40年近く転轍手として働いてきた男性は、「私の仕事は列車が問題なく駅に入れるよう、指示にもとづいてレールのポイントを切り替える仕事だったが、電動ポイントがだんだんと増えてきたため、すでに別の部門に移っている。人の手によるポイント切り替えの仕事はあと数年もすれば無くなってしまうだろう」と話している。

人社部職業技能鑑定センター標準処の葛恒双・処長は、「この70年間で科学技術レベルと社会の生産力が高まりつづけ、社会における分業・需要構造に変化が発生し、それに伴い職業そのものも変わってきた」と指摘する。

新中国成立当初、中国には職業分類の基準が存在しなかった。
1999年、「中華人民共和国職業分類大典」が初めて発表され、1496種類の職業が認定されたことで、中国人は「職業」という概念を初めて持ったと言われている。

2015年に発表された改訂版の大典では、職業は1481種類にまで減少した。
このうち生産・製造に関連する職業は526種類減ったが、社会生産サービス・生活サービスに関する職業は81種類増えたとのことだ。

70年間、社会は絶え間なく進歩を続け、科学技術は飛躍的発展を遂げた。
AI導入も進み、人が実際に体を動かす、いわゆる「肉体労働」は減少している。
科学の進歩に伴い、仕事の在り方自体を考える段階まできているのかもしれない。

この技術の進化が職業を新たなステージへと引き上げ、人々の知恵が結集したより働きやすく創造性があるものになっていくことを願うばかりだ。

参考: http://j.people.com.cn/n3/2019/0909/c94475-9613392.html