政府も後押しする中国の健康志向

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経済成長が進むにつれ健康意識が向上

スポーツお金を使う時代に

中国政府の後押しもあってか、中国では健康志向が高まっている。

中国版LINEのWeChatで完全予約が可能なエクササイズや、フィットネスアプリの流行、日本メーカーのサプリメントの爆買いなど、若い女性を中心に健康志向はうなぎ登りだ。

経済的なゆとりが健康志向を高め、それに伴いスポーツ産業も発展する。そんな好循環が今後生まれそうな予感がするが、あながちこの予感は間違いではないかもしれない。

それを裏付ける経済と運動が関係する統計が、米研究者などによって発表されている。



筋力トレーニングが健康と経済のゆとりに?

たまに見かける「筋肉は世界を救う」というキャッチフレーズ。
あれは、単に面白おかしく言っているのではなく、筋力トレーニングによるホルモン分泌が生活の好循環を生み出すきっかけになっていることを示している。

まず、筋力トレーニングをやることによって、テストステロンという男性ホルモンの一種が分泌される。これは、男性をより魅力的にし、女性は引き締まった筋肉がつくようなホルモンである。

また、精神的な安定をもたらし、積極的な活動の原動力になるようだ。
ゆえにテストステロン値が高い人には、高収入な人が多いという。(アメリカの社長をやっているような人は、結構な割合で、朝のトレーニングが日課だとか…)

テストステロン値が高いと集中力や記憶力も向上するため、仕事の効率も良くなり
トレーニングする→集中力が向上する→仕事→早く終わって時間ができる→トレーニングの時間が増える→テストステロン値の増加→さらに仕事の効率が上がる→・・・
といった、理想的な循環が出来上がる。

「筋力トレーニングする時間がない」という人を見かけるが、そもそものテストステロン値が低く、仕事の効率が良くないことが考えられるので、する時間がないではなく「筋力トレーニングをする時間を作って、生活を改善する」という考え方に変えたほうがいいかもしれない。(トレーニング以外にもテストステロン値を高める方法はあるとのこと)



このことから、運動と経済のつながりがおわかりいただけただろうか。
今まさに、中国はこの循環に入ろうとしていると筆者は考えている。

筋力トレーニングで、健康維持・業務効率向上とは理解しがたい方もいるかもしれないが、実際に結果が出ているのは確かだ。
本当に「筋肉が世界を救う」日が来るかもしれない。