新職種に従事する2割以上が月収1万元以上
中国の揚子晩報の報道によると、デジタル経済時代の登場によって、心理カウンセラー・eスポーツ顧問・整形外科医・猫訓練士・STEM創客(アイデアを現実に変える人)指導士・オンラインレストランインテリアデザイナー・漢服デザイナーといった複数の新職業が誕生したという。
新職業従事者は、中国で「三高(高学歴・高収入・高技能)」と呼ばれる層に属する人々だ。
短大卒以上の学歴の持ち主が約7割、月収1万元(1元は約15.7円)以上が約25%、職業トレーニング受講経験者が71%を、それぞれ占めている。
彼らは「自由・自信・自発性・スペシャリスト志向主義の持ち主」だと言われている。
このうち、80後(1980年代生まれ)と90後(1990年代生まれ)が全体の90%以上を占めているという。
上記の内訳は90年代生まれの人が約50%、95後(1995年から2000年生まれ)が22%を超える。
新職業は、時間に拘束されず、収入が高く、融通が利くといった理由から、数多くの高学歴な人材が関心を持っている。高学歴な人材の間で、人気の新職業トップ3は、心理カウンセラー・整形外科医・STEM創客指導士となっている。
特に「制限を受けない」「高所得」というのは、中国の大学新卒者の期待を叶えているようで、新職業従事者の55%は月収5千元以上、このうち月収1万元以上は24.6%、月収2万5千元以上の「高給人材(高所得の人)」も5.64%を占めたとのことだ。
中国でも新しい職種による「働き方改革」が行われている。
参考: http://j.people.com.cn/n3/2019/0717/c94475-9598057.html