なぜちぢれ麺?インスタント麺の謎が中国SNSで話題

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なんで麺がちぢれているの?

「インスタント麺がちぢれ麺であること」
生まれた時からそれは当たり前で、そこに疑問を抱いたことはなかった。

しかし最近、中国では「インスタントラーメンの多くがちぢれ麵なのはなぜか?」という投稿が微博(Weibo)でトレンド入りしている。
この投稿は大きな話題を博し、現在、投稿の閲覧数は1万4000回を超えているという。

出典: http://j.people.com.cn/n3/2019/1213/c95952-9640389.html

中国・人民網によると、中国農業大学食品科学・栄養エンジニアリング学院の范志紅教授は、「インスタントラーメンの形状は栄養価とは無関係。ちぢれ麵にしているのは、そうすると運搬している時に折れにくいからだ。これは、物理学的問題だ」と説明したとのこと。

また、中国科学院物理所の樊秦凱博士は、インスタントラーメンの多くがちぢれ麵であることのメリットを下記3点のように説明した。

  1. 折れにくい
  2. コスト削減
  3. 麺がむらなくほぐれる

これらを詳しく解説すると、1.折れにくいについては、インスタント麺が作られる過程で、高温の蒸気で熱してから油で揚げられるため、ちぢれ麵にすることで、圧力がかかっても折れにくくなるとされている。

2.コスト削減は、ストレート麺よりもちぢれ麺の方が小さいカップにたくさんの量のが入るため、容器にかかる費用を抑えることが可能になる。

3.麺がむらなくほぐれるは、ちぢれ麵の場合、湯が麺と麺の間に入っていきやすく、むらなくほぐれるという特性を持っているということだ。

Q&Aサイト・Quoraにも同じ質問が投稿されているようで、どうやら中国だけのトレンドではなく、世界的にも疑問を抱いている人がいるようだ。
なおQuoraでは、あるネットユーザーが「ちぢれ麵だと箸でもフォークでも食べやすい」という別の観点からの意見も挙げていたようだ。

あまり考えてこなかったインスタント麺がちぢれている謎。
このトレンドのおかげで、少しだけだがインスタント麺についての知識が深まったような気がする。

参考: http://j.people.com.cn/n3/2019/1213/c95952-9640389.html