TikTokとECのこれから

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EC機能が続々搭載されるSNS環境

ショートムービーの時代が進むにつれて、EC市場にも変化が訪れている。
SNSのショートムービーの機能の1つにEC機能が搭載され始めているのだ。

EC機能は、ショートムービー内にECサイトへのリンクを設けるなどして、ECでのショッピングを促す販売手法である。

ショートムービーにEC機能を搭載したことによって、EC市場はさらに規模を拡大し、ECが盛んな中国では、今後のEC市場の成長の可能性を拡大することとなった。



このEC機能が搭載されたショートムービーアプリで期待されるのがTikTokだ。

TikTokは現在、世界で最もユーザーを増やしているアプリで2019年第1四半期を持って、iOSアプリダウンロード数5期連続1位を獲得した。
単純なことではあるがユーザーが増える=見る人が増えるためEC機能の連携によって集客力が向上することが期待されるのだ。

また、TikTokの本家中国版の抖音(Duyīn)はアリババグループとの連携が2018年3月より始まっており、すでに売上貢献している点も今後が楽しみになる要因の1つだ。

ショートムービーを使ったプロモーションは

  1. 拡散力がある。
  2. 高いエンゲージメント率を持つ。
  3. フォロワーの属性からターゲティングがしやすい。

といったメリットがある。

中国での越境ECを天猫(Tmall)で考えている方々は、一度TikTokによるプロモーションを考えてみるといいかもしれない。