ライブコマースで大活躍の農民
「農具も操れてライブ配信もできる農民」としてSNS上で有名になっている人がいる。
名前は甘有琴さん。広西壮(チワン)族自治区欽州市霊山県に住む30代の普通の農民だ。
甘さんは、コンピューターの操作は得意ではないという。
しかし、SNS上で大活躍は本物である。甘さんは、SNSのショートムービー機能を使い、農村の生活を紹介や地元の農業副産物の販売を促進を行っている。
始まりは2017年。仲間とショートムービーアプリのアカウント運営を始めたのがきっかけだ。
運用を開始して2年。
今ではSNS全体のフォロワー数が1000万人を超え、毎日の動画再生回数は約200万回になる。
彼女のショートムービーは、料理をしたり、投網をして魚を獲ったり、木に登って果物を収穫したりといった一見普通の農村生活紹介に思える。
ところが、ライブコマースでは2018年にライチを350トン以上も販売した実績なども持っており、SNS上での影響力は相当なものだ。
また、彼女は地元の貧困世帯の農家の販売に協力し、50人以上のために雇用機会も創出している「地元経済の盛り上げ役」でもある。
ライブコマースが盛んに行われるようになったおかげで、より市場の状況を知る機会が増え、都心では知ることのできない地域の情報も入手することが容易となった。
SNSの拡散力による販売力の向上は、まだまだ底知れないものがありそうだ。
参考: http://j.people.com.cn/n3/2019/1205/c94638-9638342.html